
御嶽古道
御嶽古道 登山イベントレポート
当初予定していた御嶽山登山は、あいにくの雨風のため断念することになりました。
しかし「せっかく集まったのだから、御嶽を歩いて体感したい!」という想いから、急きょ代替案として「御嶽古道」を歩くことに変更。参加者の皆さんとともに挑戦しました。

清滝から御嶽スキー場へ
スタートは清滝。ここから御嶽スキー場まで、およそ3時間の古道登山。
時折強く降りつける雨に全身びしょ濡れになりながらも、一歩一歩進むたびに古の参拝者の足跡を追体験できる、不思議な充実感に包まれました。
古道の見どころ
途中には清らかな滝が現れ、道沿いには御嶽講の霊神碑が数多く点在。
これらは御嶽信仰の歴史を今に伝える貴重な証であり、歩みを進めるごとに先人たちの祈りや信念を感じ取ることができます。
また、遊歩道はしっかり整備されており、雨天でも安全に歩けるのが魅力。登り主体の道ですが、道幅があり安心感があるため、初めての方にもおすすめできるルートです。
個人的な体験
今回は桧笠をかぶり、金剛杖を携えて参加しました。
桧笠に落ちる雨粒が奏でる独特の音色は、心を静めるように響き、ヘルメットや帽子では決して味わえない特別な感覚をもたらしてくれました。まさに「御嶽を歩く」という体験にぴったりの装備でした。
ゴールと癒し
御嶽スキー場に到着した後は、温かい「三笠の湯」でひとっ風呂。冷えた身体を芯から温め、心身ともにリフレッシュすることができました。雨に打たれながら歩いた後のお湯は、格別のご褒美です。
これからの展望
今回の古道登山であらためて感じたのは、「御嶽を足元から知ることの大切さ」。
田ノ原から山頂を目指すダイナミックな登山も魅力ですが、まずは古道を通じて基礎から御嶽を体感することで、信仰と自然が織りなす深い世界に触れることができます。
この感動をもっと多くの方と共有したい。そう思い、秋にも再び「御嶽古道登山」を開催する予定です。
さらに冬には「御嶽古道スノーシュー」として、雪に包まれた神秘的な古道を歩くイベントも企画中。
古道の魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。
ぜひ次回は、皆さまとご一緒に御嶽古道を歩けることを楽しみにしています。







